RLOGIN
Section: User Commands (1)
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BSD mandoc
Linux NetKit (0.17)
名前
rlogin
- リモートマシンにログインする
書式
rlogin
[-8EKLdx
]
[-e char
]
[-k realm
]
[-l username
]
host
説明
rlogin
はリモートホスト
host
上でターミナルセッションを開始する。
rlogin
は以下で説明する Kerberos 認証機構を最初に使おうとする。
リモートホストが Kerberos 認証をサポートしていない場合、
標準的な Berkeley
rhosts
認証機構が使われる。
オプションは以下の通りである。
- -8
-
-8
オプションを指定すると、常に 8 ビットの入力データパスが許可される。
このオプションが指定されない場合、
リモートサーバ側のストップ文字とスタート文字が
^S と ^Q 以外である場合を除き、パリティビットは除去される。
- -E
-
-E
オプションを指定すると、
全ての文字がエスケープ文字として認識されないようになる。
-8
オプションとともに用いると、完全に透過な接続になる。
- -K
-
-K
オプションは全ての Kerberos 認証をオフにする。
- -L
-
-L
オプションにより rlogin セッションを ``litout'' モード
( tty(4)
を参照) で実行することが可能になる。
- -d
-
-d
オプションは、リモートサーバとの通信に使われる TCP ソケットに対して
ソケットデバッグ
( setsockopt(2)
を参照) をオンにする。
- -e
-
-e
オプションによりユーザーはエスケープ文字を指定できる。
デフォルトではエスケープ文字は ``~'' である。
エスケープ文字の指定は、表示可能な文字でも、
\nnn という形式の 8 進数の値でもよい。
- -k
-
-k
オプションにより、rlogin に
krb_realmofhost3
によって決定されるリモートホストの管理領域 (realm) ではなく、
realm
で指定した管理領域におけるリモートホストのチケットを取得させる。
- -x
-
-x
オプションにより、rlogin セッションを経由して渡される全てのデータを
DES
暗号化させる。
これにより、応答時間と
CPU
使用率に影響を及ぼすが、高いセキュリティが得られる。
``<エスケープ文字>.'' という形式の行を入力すると、
リモートホストとの接続を切断する。
同様に、``<エスケープ文字>^Z'' という行を入力すると、
rlogin
セッションをサスペンドする。
また、``<エスケープ文字><遅延サスペンド文字>'' を入力すると、
rlogin の送信部分のみをサスペンドするが、リモートホストからの出力は受け付ける。
デフォルトでは、チルダ (``~'') 文字がエスケープ文字で、
通常は control-Y (``^Y'') が遅延サスペンド文字である。
(遅延を除き)
rlogin
を透過的にするために、全てのエコーはリモートサイトで行われる。
^S/^Q によるフロー制御や割り込み発生時の入出力のフラッシュは正しく行われる。
Kerberos 認証
各ユーザは、ホームディレクトリにある
.klogin
ファイルに個人の認証リストを入れておくことができる。
このファイルの各行には
principal.instance@realm
という形式の Kerberos の principal 名がなければならない。
接続元のユーザーが
.klogin
にあるいずれかの principal 名で認証された場合、
そのアカウントに対してアクセスが許可される。
.klogin
ファイルがない場合、
accountname.@localrealm
を principal としてアクセスを許可する。
それ以外の場合は、
login(1)
と同じように、login と password のプロンプトがリモートマシンに表示される。
いくつかのセキュリティ問題を避けるため、
.klogin
ファイルはリモートユーザーの所有になっていなければならない。
Kerberos 認証が失敗した場合、警告メッセージが表示され、
代わりに標準的な Berkeley
rlogin
が使われる。
環境変数
以下の環境変数が
rlogin
で使われる。
- TERM
-
ユーザーの端末タイプを決定する。
関連項目
rsh(1),
kerberos(3),
krb_sendauth3,
krb_realmofhost3
履歴
rlogin
コマンドは
BSD 4.2
で登場した。
バグ
rlogin
は近い将来
telnet(1)
に置き換えられるだろう。
より多くの環境変数が引き継がれるべきである。
翻訳者謝辞
この man ページの翻訳にあたり、
FreeBSD jpman project <http://www.jp.freebsd.org/man-jp/>
による翻訳を参考にさせていただいた。
Index
- 名前
-
- 書式
-
- 説明
-
- Kerberos 認証
-
- 環境変数
-
- 関連項目
-
- 履歴
-
- バグ
-
- 翻訳者謝辞
-
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Time: 03:33:41 GMT, December 05, 2022