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27.2.6 Umask と保険

シンボリックモードの users の部分を省略すると、デフォルトの ‘a’ が使用される (すべてのユーザが対象になる)。が、この場合、システム変数 umask で設定されている許可属性は、全く影響を受けない (訳注: umask で許可しないことになっている許可属性は、 現在実際には許可になっていようと、不許可であろうと、‘-w’ や ‘+w’ といった users 部のない指定では、変更されないということ。 以下で例を挙げて説明している)。umask の値は、umask コマンドで設定することができる。umask のデフォルトの値は、システムによって様々である。

シンボリックモードで users の部分を省略するのは、‘+’ 以外の操作では、 おおむね役に立たない。users の省略が ‘+’ で役に立つのは、その場合、 意図した以上の許可をファイルに付けてしまわないための、簡単にカスタマイズできる保険として、 umask が使用できるからである。

一例を挙げると、umask の値が 2 ということは、 ファイルの所有者でもなく、ファイルのグループにも所属していない一般ユーザに、 書き出し許可を与えないということである。その場合、

 
+w

というモードは、ファイルの所有者とファイルのグループに所属するユーザに、 書き出し許可を追加するが、それ以外のユーザには、書き出し許可を追加しない。それに対して、

 
a+w

というモードは、umask を無視して、ファイルへの書き出し許可を、 文字通りすべてのユーザに与えるのである。


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