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26.2.1 一般オプション

このプログラムでは以下のオプションが使用できる。参照: 共通オプション.

--debug

間違えた使い方をしている疑いがあるとき、それについて警告メッセージを (標準エラーに) 表示する。

-d d
--delimiter=d

文字 d を入力フィールドの区切りとして使用する (デフォルトはホワイトスペース)。 区切りにデフォルト以外の文字を使うと、自動的なパディングが行われなくなるのに注意していただきたい。

--field=fields

field 番目の入力フィールドの数値を変換する (field のデフォルトは 1)。 fields では、cut と同じような範囲指定が使える。

 
N    N 番目のフィールド、1 から数える
N-   N 番目のフィールドから行末まで
N-M  N 番目から M 番目のフィールドまで (両端を含む)
-M   行頭から M 番目のフィールドまで (両端を含む)
-    すべてのフィールド
--format=format

浮動小数点数を表す printf 形式の format 文字列を出力の整形に使用する。 文字列 format には、1 個の ‘%f’ 変換指定子が含まれていなければならない。 なお、そうしたければ、‘'’, ‘-’, ‘0’ といった修飾子や、 フィールド幅修飾子 (訳注: 数値)、精度修飾子を ‘%f’ に付けることもできる。 ‘'’ 修飾子は ‘--grouping’ オプションを有効にし、‘-’ 修飾子は ‘--padding’ オプションを左詰めで有効に、フィールド幅修飾子は ‘--padding’ オプションを右詰めで有効にする (訳注: ‘-’ 修飾子は、 数値であるフィールド幅修飾子と併せて用いなければならない)。 ‘0’ フィールド幅修飾子を使うと (‘-’ も同時に指定されていなければ)、 指定された幅になるまで数値の前に 0 を付けることになる。 ‘%.1f’ のような精度指定は、入力データから引き出される精度や、‘--to’ オプションを使用したときの、数値の大きさや桁数の自動調整 (auto-scaling) によって決められた精度を上書きする。

--from=unit

入力された数値の大きさや桁数を unit に従って自動調整 (auto-scaling) する (訳注: 一例を挙げると、入力数値が ‘1K’ だったとき、‘--from=si’ が指定されていれば 1000 に変換し、‘--from=iec’ が指定されていれば 1024 に変換する)。unit については、次節「使用できる UNIT」を参照していただきたい。 デフォルトでは数値の大きさや桁数の調節を行わない。 それはまた、入力数値に接尾辞 (たとえば、‘M’, ‘G’ など) が付いていると、エラーになるということでもある。

--from-unit=n

入力の 1 単位の大きさを (すなわち、デフォルトの 1 に代えて使う大きさを) 指定する。入力する数値の 1 単位の大きさが、デフォルトの 1 以外の場合に、このオプションを使用するわけだ (たとえば、入力する数値の ‘10’ が、1 単位 512 バイトの 10 単位を表している場合には、 ‘--from-unit=512’ を使用する)。 単位となる数値に接尾辞を付けると、‘--from=auto’ の場合と同様に処理される。

--grouping

現在のロケールの桁区切りルールに従って、出力する数値を数桁ごとに区切る (たとえば、3 桁ごとの区切り記号は、たいてい ‘.’ (ドット) か ‘,’ (コンマ) である)。ロケールが ‘POSIX/C’ の場合は、このオプションに効果はない。

--header[=n]

最初の n (デフォルトは 1) 行を、いかなる変換もせずに出力する。

--invalid=mode

入力エラーに出会ったときのデフォルトの動作は、ステータスコード 2 で即座に終了することである。 ‘--invalid=‘abort’ は、このデフォルトの動作を明示的に指定することになる。 mode に ‘fail’ を指定すると、 変換エラーがあるごとに警告メッセージを表示して、ステータス 2 で終了する。 mode が ‘warn’ の場合は、変換エラーがあっても、ステータス 0 で終了する。mode が ‘ignore’ の場合は、ステータス 0 で終了するだけでなく、診断メッセージを出すことすらしない。

--padding=n

出力する数値が n 字分を占めるように、スペースを加えることでパディングを行う。 n が正の数の場合は、数値が右詰めになり、負の数の場合は、数値が左詰めになる。 デフォルトでは、数値は、入力行の幅に基づいて (訳注: 詳しく言うと、入力各行の変換する数値のあるフィールドが固定幅の場合、 その幅を使用して) 自動的に揃えられる (ただし、それが行われるのは、フィールドの区切り文字がデフォルトの場合だけである)。

--round=method

数値の表現を変換するときに、method に従って、数値を丸める。method には、‘up’, ‘down’, ‘from-zero’ (デフォルト), ‘towards-zero’, ‘nearest’ が使用できる。(訳注: ‘up’ は切り上げ、‘down’ は切り下げ、 ‘from-zero’ はゼロから離れる方向へ、‘towards-zero’ はゼロに近づく方向へ、 ‘nearest’ は四捨五入である。)

--suffix=suffix

出力する数値に ‘SUFFIX’ を付ける。また、入力する数値に ‘SUFFIX’ が付いていても、エラーにしない。

--to=unit

出力する数値の大きさや桁数を unit に従って自動調整する。 unit については、次節「使用できる UNIT」を参照していただきたい。 デフォルトでは、数値の大きさや桁数の調節をしないので、 数値を構成するすべての数字が表示されることになる。

--to-unit=n

出力の 1 単位の大きさを (すなわち、デフォルトの 1 に代えて使う大きさを) 指定する。出力する数値の 1 単位の大きさが、デフォルトの 1 以外の場合に、このオプションを使用するわけだ (たとえば、1 ブロック 1KB のブロック数で ‘4,000,000’ バイトを表現するには、 ‘--to=si --to-unit=1000’ が使用できる)。 単位となる数値に接尾辞を付けると、‘--from=auto’ の場合と同様に処理される。

-z
--zero-terminated

項目の区切りに、改行 (ASCII LF) ではなく、ゼロバイトを使用する。 すなわち、入力を ASCII NUL で分離された項目として扱い、出力する各項目の末尾に ASCII NUL を付加する。このオプションは、‘perl -0’, ‘find -print0’, ‘xargs -0’ などと組み合わせて使用すると、 便利なことがある。そうしたコマンドも、わがままなファイル名を (空白などの特殊文字を含んでいる場合でも) きちんと確実に処理するために、 同様なことをしているのである。 ‘-z’ オプションを使用した場合、改行文字はフィールド・セパレータ扱いになる。


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