[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

15.1 echo: テキストを 1 行表示する

echo は、指定された string を標準出力に書き出す。その際、各 string の間に 1 個のスペースを置き、行末に改行を付け加える。

書式:

 
echo [option]… [string]…

シェルの組み込み機能の echo やエイリアスのために、 echo に何の修飾も付けずに対話的に使ったり、スクリプトの中で使ったりすると、 動作がここで述べているものとは違うことがあるかもしれない。 シェルによる干渉を避けるためには、env 経由で echo を起動すればよい (すなわち、env echo … のようにだ)。

このプログラムでは、以下のオプションが使える。参照: 共通オプション. オプションはオペランドの前に置かなければならない。 また、通常は特別な引数として使われる ‘--’ は、特別な意味を持たず、 他のいかなる string とも同じように扱われる。

-n

出力の末尾に改行を付けない。

-e

各 "string の中に以下に挙げるバックスラッシュでエスケープした文字があると、 それを解釈して変換する。

\a

警告 (ベル)

\b

バックスペース

\c

この位置より後を出力しない

\e

エスケープ

\f

フォームフィード (form feed)

\n

改行 (newline)

\r

復帰 (carriage return)

\t

水平タブ

\v

垂直タブ

\\

バックスラッシュ

\0nnn

8 進数 nnn (0 桁から 3 桁までの 8 進数) で表される 8 ビットの値に対応する文字。nnn が 9 ビットの値だと、9 ビット目 (最上位ビット) は無視される。

\nnn

8 進数 nnn (1 桁から 3 桁までの 8 進数) で表される 8 ビットの値に対応する文字。nnn が 9 ビットの値だと、9 ビット目 (最上位ビット) は無視される。

\xhh

16 進数 hh (1 または 2 桁の 16 進数) で表される 8 ビットの値に対応する文字。

-E

string の中にあるバックスラッシュ・エスケープの解釈をしない。 これがデフォルトである。‘-e’ と ‘-E’ の両方が指定されている場合は、後で指定した方が効果を持つ。

環境変数 POSIXLY_CORRECT が指定されている場合に、echo の最初の引数が (単独の) ‘-n’ 以外だと、echo はそうした引数をオプションとして扱わずに、形がオプションに似た引数として出力する。 たとえば、echo -ne hello は、単なる ‘hello’ ではなく、‘-ne hello’ を出力する。

POSIX では、いかなるオプションのサポートも要求していない。また、 POSIX では、string がバックスラッシュを含む場合や、最初の引数が ‘-n’ の場合に、echo がどう振る舞うかは、実装側で決めることになっている。 従って、他のシステムで使うことも考慮したプログラムで、行末の改行を省略したり、 制御文字やバックスラッシュ・エスケープを出力したりする必要があるのならば、 echo の代わりに printf コマンドを使用することを考えてもよい。 See section printf: データを整形して表示する.

終了ステータス 0 は成功を示し、0 以外の値は失敗を示す。


[ < ] [ > ]   [ << ] [ Up ] [ >> ]         [Top] [Contents] [Index] [ ? ]

This document was generated on August 15, 2017 using texi2html 1.82.