SIMPLEINIT

Section: Linux Programmer's Manual (8)
Updated: 25 February 2001
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名前

simpleinit - プロセス制御の初期化を行う  

書式

init [ single ] [ script ]  

説明

init は Linux ブートシーケンスの最終ステップとして起動される。 single オプションが使われた場合、またはファイル /etc/singleboot がある場合、 /bin/sh を起動することでシングルユーザーモードに入る。 ファイル /etc/securesingle がある場合、シングルユーザーモードを開始するために root パスワードが必要とされる。 root パスワードがない場合、または /etc/passwd がない場合、パスワードのチェックは省かれる。

ファイル /etc/TZ がある場合、その内容が読み込まれ、 simpleinit によって開始される各プロセスの環境変数 TZ を設定するために使われる。 「この機能」はコンパイル時に設定されている場合にのみ使用可能である。 通常は必要とされない。

シングルユーザーモードが終了した後、 /etc/rc ファイルが実行される。 /etc/inittab にある情報は、プロセスを開始するために使われる。 別の方法として、他のブートスクリプトを実行するように /etc/inittab ファイルを設定してもよい。 詳細は下記を参照すること。

 

INITTAB ファイル

Linux コミュニティではいくつもの init プログラムが出現しているので、 通常 inittab(5) の man ページに書かれている /etc/inittab ファイルについてのドキュメントをここに載せる:

フォーマットは次のようになっている。

bootprog=ファイル

fileprefix=文字列

PATH=検索パス

INIT_PATH=検索パス

tty ライン:termcap エントリ:getty コマンド

finalprog=パス

以下に例を示す:

bootprog = fileprefix = /sbin/init.d/ PATH = /usr/sbin:/usr/bin:/sbin:/bin INIT_PATH = /sbin/init.d tty1:linux:/sbin/getty 9600 tty1 tty2:linux:/sbin/getty 9600 tty2 tty3:linux:/sbin/getty 9600 tty3 tty4:linux:/sbin/getty 9600 tty4 # tty5:linux:/sbin/getty 9600 tty5 # ttyS1:dumb:/sbin/getty 9600 ttyS1 # ttyS2:dumb:/sbin/getty -m -t60 2400 ttyS2 finalprog = /sbin/rc.xdm

# 文字で始まる行はコメントとして扱われる。 現在のところ Linux コミュニティでは getty (8) のようなコマンドがいくつかあるため、 あなたが使っている getty (8) コマンドのドキュメントを参照すること。

bootprog の値は、fileprefix の値に追加される。 その結果は、実行するブートプログラム (スクリプト) を指定するのに使われる。 指定されない場合、デフォルトは /etc/rc である。 ブートプログラムがディレクトリである場合、 ディレクトリツリーにある全てのスクリプトが並列に実行される。 実行順の制御と依存性の管理をエレガントにする方法の詳細は、 need(8) プログラムを参照すること。

PATH の値は、 子プロセス (ブートスクリプト)の環境変数 PATH に割り当てられる。

(絶対パスが与えられない場合) INIT_PATH は実行するスクリプトの場所を見付けるために simpleinit(8) 自身によって使われる。 デフォルトの値を unset して、ブートプログラムがディレクトリの場合、 そのディレクトリが使われる。 最後に、このパスでスクリプトが見つからなかった場合、 標準の PATH が使われる。 PATHINIT_PATH を分けることにより、 ブートスクリプトは同じ名前のプログラムを 衝突や絶対パスの指定なしに起動できる。

finalprog の値は、 全ての getty(8) インスタンスが生成された後で 実行されるプログラムのパスを指定する。 ブート時には、"start" という 1 個の引き数が渡される。 シャットダウン時にも、"stop" という引き数で呼ばれる。  

シグナル

simpleinit(8) は、いろいろな方法でシグナルに応答する:
SIGHUP
設定ファイル /etc/inittab が再度読み込まれる。
SIGTSTP
プロセスを更に生成するかどうかを決めるトグルを切替える。
SIGINT
simpleinit(8) は数回 sync を実行し、 reboot(8) を開始しようとする。 失敗した場合は、システムの reboot(2) コールを実行する。 Linux では、Ctrl-Alt-Del シーケンスが、 システムのリブートではなく、 init プロセスにシグナルを送るように設定できる (simpleinit(8) はデフォルトでこのようにしている)。
SIGQUIT
simpleinit(8) プログラムの代わりに、 reboot(8) プログラムが実行される。 これにより、init プロセスの古い i ノードが unlink されない場合でも、 reboot(8) はルートファイルシステムを (読み込みのみで) 正しく再マウントできる。
 

ファイル

/etc/inittab
/etc/singleboot
/etc/securesingle
/etc/TZ
/etc/passwd
/etc/rc  

関連項目

inittab(5), ctrlaltdel(8) reboot(8), termcap(5), getty(8), agetty(8), shutdown(8), initctl(8)  

バグ

このプログラムは、Linux コミュニティに出現し始めた System V 互換版の init と区別するために、 simpleinit と呼ばれる。 simpleinit を正しく機能させるためには、 init としてリンクするか、同一にするべきである。  

著者

Peter Orbaek (poe@daimi.aau.dk)
Version 1.20, Werner Almesberger による シングルユーザーモードのパッチ。
Richard Gooch <rgooch@atnf.csiro.au>
依存性のサポート。


 

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シグナル
ファイル
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