PTHREAD_TRYJOIN_NP

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2015-01-10
Index JM Home Page roff page
 

名前

pthread_tryjoin_np, pthread_timedjoin_np - 終了したスレッドの join を 試みる  

書式

#define _GNU_SOURCE             /* See feature_test_macros(7) */
#include <pthread.h>

int pthread_tryjoin_np(pthread_t thread, void **retval);

int pthread_timedjoin_np(pthread_t thread, void **retval,
                         const struct timespec *abstime);

-pthread を付けてコンパイルとリンクを行う。  

説明

これらの関数は pthread_join(3) と同じように動作するが、 このページで説明する違いがある。

pthread_tryjoin_np() 関数は、スレッド thread の非停止 (nonblocking) での join を実行し、スレッドの終了ステータスを *retval に入れて返す。thread がまだ終了していない場合は、 pthread_join(3) のように停止 (block) せずに、エラーを返す。

pthread_timedjoin_np() 関数は、タイムアウト付きの join を行う。 thread がまだ終了していない場合、 abstime で指定された最大時間 まで停止する。 thread が終了する前にタイムアウト時間が経過した場合は、 エラーを返す。abstime 引き数は以下に示す構造体であり、 Epoch (時刻紀元; time(2) 参照) から測った絶対時刻を指定する。

struct timespec {
    time_t tv_sec;     /* seconds */
    long   tv_nsec;    /* nanoseconds */
};
 

返り値

成功すると、これらの関数は 0 を返す。 エラーの場合、エラー番号を返す。  

エラー

これらの関数は pthread_join(3) と同じエラーで失敗する。 pthread_tryjoin_np() はさらに以下のエラーで失敗する場合がある。
EBUSY
呼び出しを行った時点では thread はまだ終了していない。

pthread_timedjoin_np() はさらに以下のエラーで失敗する場合がある。

ETIMEDOUT
thread が終了する前に呼び出しがタイムアウトとなった。
EINVAL
abstime の値が無効である (tv_sec が 0 より小さいか、 tv_nsec 1e9 がより大きい)。

pthread_timedjoin_np() がエラー EINTR を返すことはない。  

バージョン

これらの関数は glibc バージョン 2.3.3 で初めて登場した。  

準拠

これらの関数は非標準の GNU による拡張である。 そのため、名前に "_np" (nonportable; 移植性がない) という接尾辞が 付いている。  

以下のコードは、最大 5 秒まで join を待つ。

    struct timespec ts;
    int s;

    ...

    if (clock_gettime(CLOCK_REALTIME, &ts) == -1) {
        /* Handle error */
    }

    ts.tv_sec += 5;

    s = pthread_timedjoin_np(thread, NULL, &ts);
    if (s != 0) {
        /* Handle error */
    }
 

関連項目

clock_gettime(2), pthread_exit(3), pthread_join(3), pthreads(7)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

Index

名前
書式
説明
返り値
エラー
バージョン
準拠
関連項目
この文書について

This document was created by man2html, using the manual pages.
Time: 15:33:26 GMT, March 14, 2017