ATANH

Section: Linux Programmer's Manual (3)
Updated: 2010-09-11
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名前

atanh, atanhf, atanhl - 逆双曲線正接(inverse hyperbolic tangent)関数  

書式

#include <math.h>

double atanh(double x);

float atanhf(float x);
long double atanhl(long double x);
-lm でリンクする。

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

atanh():

_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 500 || _XOPEN_SOURCE && _XOPEN_SOURCE_EXTENDED || _ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L;
or cc -std=c99

atanhf(), atanhl():
_BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 600 || _ISOC99_SOURCE || _POSIX_C_SOURCE >= 200112L;
or cc -std=c99
 

説明

atanh() 関数は x の逆双曲線正接 (inverse hyperbolic tangent) を計算する。 すなわち、その双曲線正接 (hyperbolic tangent) が x になる ような値である。  

返り値

成功すると、これらの関数は x の逆双曲線正接を返す。

x が NaN の場合、NaN が返される。

x が +0 (-0) の場合、+0 (-0) が返される。

x が +1 か -1 の場合、 極エラー (pole error) が発生し、 関数の種類に応じて、数学的に正しい符号の HUGE_VAL, HUGE_VALF, HUGE_VALL がそれぞれ返される。

x の絶対値が 1 より大きい場合、 領域エラー (domain error) が発生し、 NaN が返される。  

エラー

これらの関数を呼び出した際にエラーが発生したかの判定方法についての情報は math_error(7) を参照のこと。

以下のエラーが発生する可能性がある。

領域エラー (domain error): x が -1 より小さいか +1 より大きい
errnoEDOM が設定される。 不正 (invalid) 浮動小数点例外 (FE_INVALID) が上がる。
極エラー (pole error): x が +1 か -1
errnoERANGE が設定される (「バグ」の節も参照)。 0 による除算 (divide-by-zero) 浮動小数点例外 (FE_DIVBYZERO) が上がる。
 

準拠

C99, POSIX.1-2001. double 版の関数は SVr4, 4.3BSD, C89 にも準拠している。  

バグ

glibc 2.9 とそれ以前のバージョンでは、 極エラーが発生した場合、POSIX で要求されている ERANGE ではなく EDOMerrno に設定される。 バージョン 2.10 以降の glibc では、正しい動作をする。  

関連項目

acosh(3), asinh(3), catanh(3), cosh(3), sinh(3), tanh(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

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