_SYSCALL

Section: Linux Programmer's Manual (2)
Updated: 2007-12-19
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名前

_syscall - ライブラリのサポートなしでシステムコールを起動する (昔の方法)  

書式

#include <linux/unistd.h>

A _syscall macro

desired system call  

説明

システムコールに関してそのプロトタイプを知ることが重要である。 引き数の個数、それらの型、返り値の型を知る必要がある。 実際の使用にあたっては、システムコールをシステムに呼び出しやすくするために、 7 個のマクロが用意されている。これらのマクロは以下の形である。

_syscallX(type,name,type1,arg1,type2,arg2,...)

ここで

X は 0〜6 で、システムコールが取る引き数の個数である。
type はシステムコールの返り値の型である。
name はシステムコールの名前である。
typeN は N 番目の引き数の型である。
argN は N 番目の引き数の名前である。

これらのマクロは、指定した引き数を持つ name という名前の関数を生成する。 一度ソースファイルの中で _syscall() をインクルードしておくと、 そのシステムコールを name という名前で呼ぶことができる。  

ファイル

/usr/include/linux/unistd.h  

準拠

これらのマクロは Linux 固有であり、その使用は非推奨である。  

注意

カーネル 2.6.18 あたりから、_syscall マクロ群はユーザー空間に対して提供される ヘッダーファイルから削除された。代わりに syscall(2) を使用すること。 (いくつかのアーキテクチャー、特に ia64、では、これまで _syscall マクロが 提供されたことはない。このようなアーキテクチャーでは、常に syscall(2) が必要であった。)

_syscall() マクロはプロトタイプを「生成しない」。 ユーザーはプロトタイプを自分で書かなければならないかもしれない。 とりわけ C++ ユーザーの場合はそうであろう。

システムコールは、正のエラーコードのみ、または負のエラーコードのみを返すように 定められている訳ではない。そのシステムコールがどのようなエラーコードを返すかを 確認するには、そのソースコードを読む必要がある。たいていの場合は、標準のエラー コードを負にしたものである (例えば -EPERM)。 _syscall() マクロは、そのシステムコールの返り値 r が負でない場合、その値 をそのまま返す。一方、r が負の場合には、変数 errno に -r を設定し、-1 を返す。 エラーコードについては errno(3) を参照。

システムコールを定義する際、引き数の型は値渡し (by-value) か、 (構造体のように集合的なデータの場合は) ポインター渡し (by-pointer) でなければならない。  

#include <stdio.h>
#include <stdlib.h>
#include <errno.h>
#include <linux/unistd.h>       /* for _syscallX macros/related stuff */
#include <linux/kernel.h>       /* for struct sysinfo */

_syscall1(int, sysinfo, struct sysinfo *, info);

/* Note: nroff のソースファイルから直接コピーする際には、
printf 文内の余分なバックスラッシュを忘れずに削除するように。 */

int
main(void)
{
    struct sysinfo s_info;
    int error;

    error = sysinfo(&s_info);
    printf("code error = %d\n", error);
    printf("Uptime = %lds\nLoad: 1 min %lu / 5 min %lu / 15 min %lu\n"
           "RAM: total %lu / free %lu / shared %lu\n"
           "Memory in buffers = %lu\nSwap: total %lu / free %lu\n"
           "Number of processes = %d\n",
           s_info.uptime, s_info.loads[0],
           s_info.loads[1], s_info.loads[2],
           s_info.totalram, s_info.freeram,
           s_info.sharedram, s_info.bufferram,
           s_info.totalswap, s_info.freeswap,
           s_info.procs);
    exit(EXIT_SUCCESS);
}
 

出力例

code error = 0
uptime = 502034s
Load: 1 min 13376 / 5 min 5504 / 15 min 1152
RAM: total 15343616 / free 827392 / shared 8237056
Memory in buffers = 5066752
Swap: total 27881472 / free 24698880
Number of processes = 40
 

関連項目

intro(2), syscall(2), errno(3)  

この文書について

この man ページは Linux man-pages プロジェクトのリリース 3.79 の一部 である。プロジェクトの説明とバグ報告に関する情報は http://www.kernel.org/doc/man-pages/ に書かれている。


 

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