名前

zramctl - zram デバイスの設定と制御を行う

書式

情報を取得する:

zramctl [options]

zram をリセットする。

zramctl -r zramdev...

zram デバイスに対して、 利用していない最初のデバイス名を表示する。

zramctl -f

zram デバイスをセットアップする。

zramctl [-f | zramdev] [-s size] [-t number] [-a algorithm]

説明

zramctl は zram デバイスのパラメーターを、 すぐに用意するために利用される。 つまり zram デバイスのリセット時や、 使用中 zram デバイスのステータス検索時などである。

オプションが指定されなかった場合、 サイズが 0 以外の zram デバイスがすべて表示される。

コマンドラインから指定する zramdev ノードは、 あらかじめ存在しているものでなければならない。 コマンド zramctl が、 新たに /dev/zram<N> というノードを生成するのは、 --find オプションが指定されたときだけである。 システム起動後に、 /dev/zram<N> が生成されていなくてもかまわない (それが普通である)。

オプション

-a, --algorithm lzo|lz4|lz4hc|deflate|842|zstd

zram デバイス内において、 圧縮データに用いられる圧縮アルゴリズムを設定する。

-f, --find

利用していない最初の zram デバイスを検索する。 --size 引数が指定された場合、 そのデバイスは初期化される。

-n, --noheadings

ステータスの出力時に、 ヘッダー行を表示しない。

-o, --output list

ステータスの出力として使用するカラムを定義する。 出力配置の方法が指定されなかった場合、 デフォルトセットが使用される。 --help オプションを使用すれば、 サポートされているカラム一覧が取得できる。

--output-all

出力可能な項目すべてを出力する。

--raw

ステータスの出力にあたって、 そのままのフォーマットを用いる。

-r, --reset

指定された zram デバイスのオプションをリセットする。 zram デバイスの設定は、 リセットした後のみ、 変更が反映される。

-s, --size size

zram デバイスを、 指定された size で生成する。 zram デバイスは、 メモリページに割り当てられる。 したがって、 要求された size が、 ページサイズの倍数になっていなかった場合、 次の倍数値にまで切り上げられる。 When not otherwise specified, the unit of the size parameter is bytes.

引数 offset には、 KiB (=1024), MiB (=1024*1024) のような乗数を表すサフィックスをつけることができる。 GiB, TiB, PiB, EiB, ZiB, YiB も同様に使える。 ("iB" を続けるのは任意であり、 たとえば、 "K" は "KiB" と同じ意味である)。 あるいは、 KB (=1000), MB (=1000*1000) といったサフィックスをつけてもよい。 GB, TB, PB, EB, ZB, YB も同様に使える。

-t, --streams number

デバイスにおいて利用可能な圧縮ストリームの最大数を設定する。 デフォルトは、 カーネル 4.6 よりも古い場合、 全 CPU を利用して、 1 ストリームを利用する。

-h, --help

ヘルプテキストを表示して終了する。

-V, --version

バージョンを表示して、 終了する。

終了ステータス

zramctl は処理成功時に 0 を返し、 失敗時に 0 以外を返す。

ファイル

/dev/zram[0..N]

zram ブロックデバイス。

以下のコマンドは、 1 ギガバイトサイズの zram デバイスをセットアップして、 これをスワップデバイスとして利用する。

 # zramctl --find --size 1024M
 /dev/zram0
 # mkswap /dev/zram0
 # swapon /dev/zram0
 ...
 # swapoff /dev/zram0
 # zramctl --reset /dev/zram0

作者

関連項目

Linux kernel documentation <http://git.kernel.org/cgit/linux/kernel/git/torvalds/linux.git/tree/Documentation/admin-guide/blockdev/zram.rst>

バグ報告

バグ報告は、 以下に示す issue トラッカーを利用すること。 <https://github.com/util-linux/util-linux/issues>.

入手方法

zramctl コマンドは util-linux パッケージの一部であり、 以下からダウンロードできる。 Linux Kernel Archive <https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux/>.