vipw, vigr - パスワードファイル、グループファイルを編集する
vipw [options]
vigr [options]
vipw はパスワードファイルを編集するものであり、 事前に適切なファイルロックを行う。 またパスワードファイルのロックを解除する際に、 必要となる処理を行う。 パスワードファイルが、 他ユーザーの編集によってロックされている場合、 vipw は、 後で実行するように指示する。 vipw と vigr におけるデフォルトエディターは vi(1) である。 vipw が passwd ファイルを編集することと同じように、 vigr はグループファイルを編集する。
-h, --help
ヘルプテキストを表示して終了する。
-V, --version
バージョンを表示して、 終了する。
以下の環境変数が存在している場合、 vipw と vigr が利用する。
EDITOR
起動するエディターを、 デフォルトエディターである vi(1) ではなく、 EDITOR の文字列により指定されるものとする。
vipw コマンドは 4.0BSD から登場した。 vigr コマンドは Util-Linux 2.6 から提供されている。
vi(1), passwd(1), flock(2), passwd(5)
vigr コマンドは util-linux パッケージの一部であり、 以下からダウンロードできる。 Linux Kernel Archive <https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux/>