ctrlaltdel - Ctrl-Alt-Del キーの機能を設定する
ctrlaltdel hard|soft
linux/kernel/reboot.c コードにおける調査によると、 <Ctrl-Alt-Del> キーの組み合わせには 2 種類の機能がサポートされていることがわかる。
hard
sync(2) の呼び出しを行わずに、 すぐにコンピューターを再起動する。 他に準備処理は何も行わない。 これがデフォルトである。
soft
カーネルに対して SIGINT (割り込み) シグナルを init プロセス (プロセス ID が必ず 1 であるもの) に送信するようにする。 このオプションを指定するなら、 init(8) プログラムはこの機能をサポートしていなければならない。 Linux コミュニティー内には init(8) プログラムが数種類あるので、 現在利用しているバージョンに応じたドキュメントを参照すること。
このコマンドを引数を与えずに実行すると、 現在の設定を表示する。
ctrlaltdel の機能は、 普通は /etc/rc.local ファイル内において設定される。
-h, --help
ヘルプテキストを表示して終了する。
-V, --version
バージョンを表示して、 終了する。
/etc/rc.local
init(8), systemd(1)
バグ報告は、 以下に示す issue トラッカーを利用すること。 <https://github.com/util-linux/util-linux/issues>.
ctrlaltdel コマンドは util-linux パッケージの一部であり、 以下からダウンロードできる。 Linux Kernel Archive <https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux/>.