irqtop - カーネルの割り込み情報を表示するユーティリティー
irqtop [options]
top(1) のような表示により、 カーネルの割り込みカウンターの情報を表示する。
デフォルトの出力は変更される可能性がある。 したがって可能であれば、 スクリプト内からの利用において、 デフォルト出力を用いることは避けること。 --output を使って、 思い通りのカラムを明示的に定義すべきである。
-o, --output list
どのカラムに出力するかを指定する。 サポートされているカラムの一覧は --help から確認すること。 list を +list という形式で指定すれば、 デフォルトのカラムリストが拡張される。
-c, --cpu-stat mode
指定されたモードによる CPU ごとの統計情報を表示する。 指定可能なモードは auto, enable, disable である。 デフォルトオプションである auto では画面幅を検出して、 CPU ごとの統計情報の出力にあたって、 画面幅が十分にあれば、 統計情報の全行を表示する。
-d, --delay seconds
割り込みの出力を seconds ごとに更新する。
-s, --sort column
カラム名を用いて並び替え条件を指定する。 --help の出力から、 カラム名が確認できる。 並び替え条件は、 対話モードでは変更される。
-S, --softirq
softirqs 情報を表示する。
-h, --help
ヘルプを表示して終了する。
-V, --version
バージョンを表示して終了する。
i
短い irq 名、 または番号でソートする。
t
割り込みの総数 (total count) でソートする (デフォルト)。
d
割り込みのデルタカウントでソートする。
n
長い説明文でソートする。
q Q
更新を停止してプログラムを終了する。
バグ報告は、 以下にある issue トラッカーを利用すること。 <https://github.com/util-linux/util-linux/issues>.
irqtop コマンドは util-linux パッケージの一部であり、 以下からダウンロードできる。 Linux Kernel Archive <https://www.kernel.org/pub/linux/utils/util-linux/>.